1.経営継承/M&Aとは

 経営継承の形態には、親族内継承・親族外継承(従業員・役員・第三者)などがあります。M&A(事業の譲受、子会社化、出資による経営参加)の活用も経営継承の選択肢のひとつです。

2.経営継承の目的

 経営継承とは、経営者が交代し、後継者への経営移譲を行うことです。農業においては従来、相続によることが一般的でありましたが、最近では事前に、計画的に承継の準備を行うことが求められるようになってきました。継承者(受け継ぐ人)も家族・親族だけでなく、M&Aによって従業員や取引先など関係先に広がることもあります。

3. 農業経営支援センターで支援すること

 経営継承は、⽣産技術などのノウハウの継承や後継者の育成には⻑期間を要することから、準備期間を含めて⼗分な時間をとって計画的に進める必要があります。

経営継承に着⼿して初めて明らかになった課題が出てくる場合も多いのも農業の特徴です。

 農業経営支援センターでは、経営継承について経営者や家族のご意見やご意向を伺いながら、経営継承に向けて長・短期の計画策定を支援します。