1.経営計画策定とは

 農業経営は多くの場合、経験とその蓄積によっています。作物によっては豊作・不作、表作・裏作が循環し、天候や自然災害等に左右されるため、経営計画になじまないとされたことにもよります。しかし、農業を事業として成立させるためには、生産・販売が計画に基づいたものであることが求められます。農業における生産計画、販売計画を作成することが、経営計画策定です。

2.経営計画策定で目指すこと

 天候等に左右され生産量が予定できないことが多い生産者に対し、量販店、道の駅、加工場など農林水産物を原料とする事業者は、農業者等からの安定供給を望んでいます。農業者にあっても一定の仮定のもとで予算を策定し、安定した生産量を確保することが求められる背景があります。経営計画策定が目指すもの手は、安定した農業経営です。

3.農業経営支援センターで支援すること

 事業計画策定には以下のようなステップを踏んでいきます。
①外部環境と内部環境を整理する
② 将来の目標とする姿を設定する。
③ そのために解決しなければならない課題を抽出する。
④ 抽出した課題を解決する道筋を明らかにして、アクションプランに落とし込む。
⑤ 事業計画書として完成させる。

農業経営支援センターでは、係る過程を踏みながら実行可能な事業計画の作成を支援していきます。