1.農業マーケティングとは

 誰に買ってもらいたいかを考え、作る農産物を選び、販路を広げて上手に売る。これが「農業マーケティング戦略」です。農業マーケティングは、買い手がほしいものを作って売る、その戦略を立てることです。農産物の流通経路も多様化され、買い手に応じて新しいマーケティング戦略を考える農業者が生き残ります。

2.農業マーケティングが目指すこと

 生産者は農産物や地域特性を分析した上で、目的・目標を明確にしながら、マーケティング戦略を立てていきます。農業マーケティングが目指すことは、戦略商品を生み出し、事業を確立することです。

・目的
(1)農産物の付加価値を上げて、より多くの収益を上げる 
(2)農産物の売上を上げるために、販路を広げ、販売する場所を増やす。

・マーケティング戦略
(1)生産・販売する農産物の評価を分析する 
(2)分析をもとにして、今後の栽培計画を立てる
(3)こだわりのある農産物を栽培する 
(4)農産物を売るためのしかけ作りを行う。農産物のブランド化を図る
(5)顧客との信頼関係を深めていく

3.農業経営支援センターで支援すること

 農業経営支援センターでは、農産物の市場分析、付加価値分析を行い、売れる商品づくり、マーケティング戦略の策定を支援します。